富士山に登るのに、注意する7つのこと。
今年も富士登山に行ってきましたよ!!
今年で3回目になりますが、今回は残念ながら、天候が悪く、8合目で断念し下山しました(;´д`)
過去の経験から、富士山に登る際に気をつけることをまとめてみました。
その1 ー 宿やバスの予約は早めにとること。
山小屋やバスは、当日でも空いていればいいですが、キャンセル待ちの場合もあり、いらない不安をなくす為にも、日程が決まっているのであれば、早めに予約しておいた方が安心です。
自分たちは、バスタ新宿~富士スバルライン5合目まで直通で、便利な高速バスに乗りました。(片道2,700円、ネット予約だと2,640円)
予約サイト (1か月前から予約できます)
便一覧(空席照会)|高速バス予約ならハイウェイバスドットコム|長野、山梨、松本へ。中央高速バス予約
山小屋
去年は「東洋館」施設を2007年に改修したこともあり、綺麗なつくりでした。個室あり。
夕食はハンバーグ定食、朝食は稲荷ずしでした。高山病予防には、ここら辺で宿泊した方がいいかも。
今年は「元祖室」に宿泊しました。五合目からだいたい4~5時間の所にある。ここから山頂までは1時間~2時間なので、行程的にはいい位置にある所。大部屋のみ。
夕食はカレー。福神漬けとらっきょうもあり、美味しかったです。
その2 - 装備はしっかり用意すること。
富士山の天候は変わりやすい。
登山途中に通る宿では宿泊者でないかぎり、中で雨宿りや休憩はさせてくれません。雨の中の登山は体が濡れ、風にさらされると体への負担が増え、低体温症で動けなくなる場合もあります。中まで濡れないよう雨具は防水透湿のいいものを用意しておくこと。
←自分はモンベルのレインダンサーを購入しました。
インナー服等も汗で冷えないよう吸汗速乾性素材を。
手袋も、岩場や鎖をつかむ時、防寒用に今年も用意したが、雨が降った時にびしょびしょに濡れて、手が冷えるので完全防水の物がほしい。
←アウトドアリサーチの「バーサライナー」とかいいと思う。
靴も時々外人さんがスニーカーで登っていたりするが、やはりゴアテックス製で軽量のトレッキングブーツを。
その3 - 荷物を重くしすぎないこと。
防寒具や着替えは必須なので、体への負担を減らす為に、他の荷物はできるだけ減らしたい。
水は一番重くなる原因なので、1.5リットル(ペットボトル3本)あればいいと思う。
後は山小屋で随時購入する。
行動食
疲労を抑えること、低血糖で動けないというようなことにならないよう、こまめにエネルギー補給(特に糖質)をすることは必要ですが、量が多すぎても荷物になる。
その4 - 高山病など体調に気をつけること。
高山病は高所滞在時に酸欠によって起こる不調の総称です。頭痛や吐き気、めまい
食欲不振などがあります。
ペースに気をつけ、呼吸で酸素をしっかり取り入れる。
汗で失った水分をしっかり補給する。
気温に合わせて服を調節し、体を冷やさない。
登山前の5合目で気圧に順応するよう、1時間くらいは昼食もかねて滞在する。
山の4大リスクは低酸素、低体温、低血糖、脱水症状と言われます。
今年は雨と風が強く、体が冷やされ、血管が収縮し血流が悪くなり、体内に酸素が行き渡りにくくなり、食欲不振になりました。宿での温かいお茶が体にしみました。
その5 - 自分的にあった方がいいと思う準備物
①ブーニーハット
日よけ、砂埃、紫外線対策にもなるし、多少の雨であれば、レインウェアをかぶらずに行ける。
②耳栓
山小屋で宿泊した際に、次から次へと到着してくる人の音や、すでに寝ている人のいびきがうるさいので耳栓はあった方が寝やすい。
③トレッキングポール or 金剛杖
支点を増やし、長時間の歩行を助けます。
ポールはコンパクトで軽い、金剛杖は短くならないし、重いけど、焼印を入れるといい思い出の品になる。
④携帯酸素と頭痛薬
酸欠の改善、高山病対策として、一応用意しておく。
⑤お湯+インスタント飲み物(今年は、保温水筒持っていくと重いので持っていきませんでした。)
上に行くほど、気温が下がり、温かい物がほしくなります。売店でも、温かい物が売っていますが・・・飲みたい時に飲みたい。
⑥汗ふきシート
当然ながら山小屋にはお風呂はありませんし、顔を洗う水道もありません。シートで汗をかいた顔や体をふくとさっぱりします。
⑦新聞紙
休憩時にお尻の下に敷いたり、雨で濡れたものを乾かす時に、寒い時の保温にも?
その6 - 登る日を考えること。
7月下旬から8月中旬が天候が安定し、ベストシーズンと言われますが、そのぶん混雑もピークになり、週末などは大混雑で吉田ルートなど団体客も多く、自分のペースで登れません。
宿も混雑しすぎているのも嫌なので私は、9月の平日に去年も今年も登りました。(ただ天候が不安定なことが多い、あと山小屋が9月10日ぐらいで閉店するので、営業日注意)
その7 - 歩くルートを考えること。
富士山には4ルート(吉田ルート、御殿場ルート、須走ルート、富士宮ルート)あります。アクセスのしやすさも考える。
去年は大砂走りができて、楽に帰れると考え、御殿場ルートで帰りました。
しかし標高差が一番大きく、休む小屋も少ない為、ずっと砂利の下りで足の負担が大きく、目標物もなくゴールが見えなくて、途中ホワイトアウトしたり、非常につらかったです。
結局御殿場五合目まで、頂上から休憩含めて下山に5時間くらいかかりました。
(初心者にはおススメしません。)
今年は吉田ルートで登山し、下山もしたのですが、山小屋も多いので、トイレや休憩しやすく初心者に優しい定番ルートです。また富士スカイライン五合目はアクセスがよく、いろいろな店があり、食事やお土産にも困りません。
おまけ - 登山後に温泉に入ろう。
今年は富士スカイライン5合目から30分おきにでているシャトルバス(1440円)に乗って、富士北麓駐車場(案内所でふじやま温泉100円割引券をもらおう)まで行き、徒歩で富士急ハイランドの隣「ふじやま温泉」に行きました。
疲れと汚れを洗い流して、身も心もさっぱりした後に飲むビールは最高です!!
翌日の筋肉痛の軽減にもなりますよ。
ご来光を見る為に、また来年も登ります!!